奥鬼怒温泉郷(おくきぬおんせんきょう)

【交通】
 車:日光宇都宮道路清滝ICより国道120号線を15KMほど中禅寺湖方面へ進み、
    山王林道にぶつかったら右折し、そのまま進む。
    夫婦渕温泉の近くに巨大な駐車場がある。ICからは30KM弱。
    車はそこまでしか入れず、あとは(宿泊者なら)宿の送迎バスを利用し、
    立ち寄り入浴の場合は、ひたすら歩くしかない。
    ルートは2本あり、どちらも時間的には変わらないが、バスが通る道は埃っぽい。
    時々猿が出るので注意する。徒歩約1.5〜2時間くらい。

    マピオンでの周辺地図(夫婦渕駐車場)

【共同浴場】
 なし。宿の立ち寄り湯を利用するか、宿泊するしかない。

【宿泊施設】
 4軒ある。

 @八丁湯  地図
    栃木県日光市川俣876    0288-96-0306
    立ち寄り入浴時間未確認 500円
 @加仁湯  地図
    栃木県日光市川俣871    0288-96-0311
    立ち寄り入浴時間 9:00〜15:00(要確認) 500円
 @手白澤温泉   地図
    栃木県日光市川俣870    0288-96-0156
    立ち寄り入浴不可
 @日光沢温泉  地図
    栃木県日光市川俣876    0288-96-0316
    立ち寄り入浴時間不明 500円

【泉質等】
 各宿によって異なる。単純泉、硫黄泉、緑礬泉など。

【風呂の様子】
 湯でたこが入ったのは「八丁湯」のみ。
 男女別の内湯と女性用露天、混浴の露天、貸し切りの家族風呂がある。
 貸切風呂以外は、同じお湯。文句なしの掛流し。


奥鬼怒温泉郷というのは八丁湯、加仁湯、日光沢、手白澤の
4つの温泉からなりたっています。
立ち寄り入浴が不可だったり、行くのが大変だったりして、
今までなんとなく、行く機会がありませんでした。
ようやく4つの温泉のうち1箇所「八丁湯」へ行くことができました。
これが八丁湯の玄関前の様子。
扉の横にいるのは、看板犬の「チビ」ちゃん。
名前に反して大きいけれど、とても大人しいワンちゃんです。

チビ

 

チェックイン後、館内をぶらぶらしていたら、
偶然貸切風呂を発見しました。誰もいないので、早速貸切。
2人入ると一杯なくらいの大きさですが、立派な掛流し。
泉質は館内の他のお風呂とは違うようで、単純硫黄泉です。
貝の澄まし汁のように微かに白濁して、白い湯の花が沢山。
硫黄の味と匂いがして、キシキシした感触です。
他のお風呂ほど立派ではないけれど、素晴らしいと感じました。
案内もなく、小さく目立たないので、発見できたのはラッキーでした。

 

その後、順番にお風呂を巡りました。
こちらは男湯の内湯。単純泉です。
2つに仕切られた浴槽にきれいなお湯が注がれています。
シャワーなどはありませんが、洗い場の広さも十分で、
山の温泉という雰囲気が壊れないようになっているのもいい。
ここは露天が有名なので目立たないかもしれませんが、
このお湯だけでも十分に満足のいくものです。

 

女湯の内湯もあるのですが、これがちょっと変わっている。
壁で全部が覆われておらず、半露天のようになっているのです。
勿論、外からは絶対に見えないようになっているのですが、
外気は関係なく入ってくるので、季節によっては結構寒い。
十分に温まってから洗うようにしないと、冷えるかもしれません。
お湯はちょうど良く、ゆったりと温まるにはもってこいではあります。

 

さて露天です。八丁湯で有名なのは、何といっても露天の素晴らしさ。
女性専用の露天と混浴の露天がありますが、こちらは女性用。
階段を下りていくのですが、ご覧のように滝が目の前に見えます。
夜になるとランプの灯りのみとなり、何ともいえない素敵な雰囲気に。

 

岩組の浴槽は結構広く、10人以上は余裕で入れます。
湯出口の近くはお湯も熱めになっていますが、
離れればそれほどでもないので、ぬる湯好きでも無問題。
とてもきれいに管理されており、何よりも冬の冷たい空気の中で
熱いお湯に入る爽快さは、たまらないものがあります。
滝も勿論浴槽から見ることができますが、
たとえ見えなくても問題ないのではと思えるほどの気持ちよさ。
浴槽が広いので、それなりの人数が入っていても窮屈でもなく、
のびのびと手足をのばして入ることができます。

 

混浴の露天は、さらに広い!
10人くらい入れる大きさの浴槽と、さらに広い浴槽があります。
夜はランプの灯りと、渡り廊下や脱衣所の灯りのみ。
夜になると立ち上る湯気が夜空に消えていくのが見え、
ああ来てよかったなあ、と心から思いました。

 

脱衣所のすぐ横にある浴槽から、
階段を少し下りた場所にある浴槽です。
夜は脱衣所の灯りがここまで届かないのですが、
滝がライトアップされたりするので、明るさ的には大丈夫。
これだけ近いと滝の音もかなりのものなのですが、
こういう音って全く気にならないのは不思議です。
首までお湯に浸かって、涼しげな滝を眺めているなんて、
風流ですし、とても贅沢なひと時と言えましょう。

さて、この写真で、滝の左横に階段があるのが見えますか?
白い手すりが見えていますね。この階段を上っていくと・・・

 

このようなお風呂があるのです。
まさに滝の真横。すごい場所ですね。
3〜4人くらい入れる大きさで、お湯も他のお風呂と同じです。
高い場所にあるので眺めもよく、混浴の露天を見渡すことができます。
しかしここまで登っていく間、あの階段では丸見えとなりますので、
その点を十分ご承知おきください。

八丁湯の露天が有名なのは、お湯だけではなく、
ロケーションの素晴らしさもあるでしょう。
温泉の良さというのはお湯だけで決まるものではなく、雰囲気が重要だと
常々私は感じているのですが、本当にそのとおりです。
自然の良さを存分に生かしたお風呂の設計は素晴らしいと感じました。

 

行きは宿の送迎バスに夫婦渕の駐車場から乗せていただきましたが、
帰りはお散歩がてらぶらぶらと歩いて行ってみました。
とても快適なハイキングコースで、木々の緑も美しく、気分よく歩けました。
ただし、宿の送迎バスが通るルートと、徒歩でしか行けないルートがあり、
送迎バスルートは埃っぽく、川などもありませんので、そのつもりで。
どちらの道がいいかは、宿や案内所などでよく聞き、ご自分にあったルートで。

 

【最終訪問】
 2007年4月

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