川湯温泉(かわゆおんせん)

【交通手段】
 車:網走市内から国道244号、391号線を南下、最後は県道へ折れる。
    網走市内から60KM強。道は舗装されており、悪路は殆どない。
    国道沿いに案内看板が出ている。共同浴場に駐車スペースあり。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 温泉街の中心に1軒「川湯温泉共同浴場」があるだけでなく
 駅前や屈斜路湖周辺には野湯や砂を掘って自作の露天風呂を造れる場所があったりする。
 しかし屈斜路湖周辺は別項とし、ここでは川湯温泉街中心あたりのみを載せることにする。

 @川湯温泉共同浴場
    北海道川上郡弟子屈町川湯温泉   01548-3-2043
    立ち寄り入浴時間 8:00〜20:00 200円
    1日・15日定休

【宿泊施設】
 温泉街中心にも沢山あるし、屈斜路湖周辺まで入れるとかなりの数に。

 @川湯温泉観光協会の公式サイト ←ただし載っていない宿もある

【泉質】
 共同浴場には効能書きがなく、湯でたこの宿泊した民宿にもなし。
 おそらく酸性の硫黄泉と思う。源泉温度は70度くらいと聞いた。
 無色透明のお湯で、白いゴミのような湯の花が舞っている。
 硫黄臭があり、レモネードのような酸っぱさ。PHは2くらいだという。
 ツルツルした感触で、肌がしっとりする。強酸性なので、石鹸はきかない。
 髪を洗ったあと、最後に源泉で仕上げをすると、とても髪が落ち着いて仕上がった。

【効能】
 高血圧、動脈硬化、慢性皮膚病など。飲用により糖尿病、痛風、便秘など。
 飲みすぎるとお腹を下すので、下痢気味の人は飲用禁忌。

【共同浴場の風呂】
 川湯温泉共同浴場は男女別の内湯。浴室はタイル張り。
 源泉がそのまま注がれている浴槽と、真湯の浴槽と2つある。両方とも掛流し。
 温泉浴槽は熱めで、43〜44度くらいに感じた。
 真湯の浴槽は35度くらい。このお湯の正体は山の湧水。
 川湯温泉の源泉は浴用には熱すぎるため、温泉の導管の周囲に冷たい湧水のパイプを巻きつけることにより
 源泉を薄めずに温度を下げている。その時温められた湧水を、やはり掛流しで浴用としている。
 シャワーなどはなし。


 川湯の温泉街のメインストリートに車がさしかかった時、既視感がありました。
 もう20年以上も前、修学旅行で北海道へ来たことがあるのですが
 その時にこの温泉街を訪れていたらしいことに後で気づきました。
 はっきりとした記憶があるわけではないので、温泉街が変わったのかどうかさえ不明ですが
 既視感をおぼえるくらいなので、それほどの変化はないのでしょう。
 あの頃は中年になってまたこの地を訪れるとは、夢にも思っていませんでした。


 温泉街の中心あたりに「川湯温泉共同浴場」があります。
 駐車場に車を停めて表に出ると、途端に硫黄のなんともいえない匂いが漂っています。
 共同浴場の建物は古く、湯でたこ好みの風情を醸し出していて、一目で気に入ってしまいました。
 浴室も年季が入って、とてもいい感じです。


口に含むと強烈に酸っぱいお湯は、青森県の下風呂温泉のお湯にとてもよく似ています。
 レモン果汁をお湯に溶かし込んだようで、お砂糖を入れるともっとおいしくなるかも。
 お湯はキンキン感じる熱いものでしたが、思ったよりもすんなり入れました。
 首までお湯に浸かって熱い温泉を飲み(このように酸っぱい温泉は大好き)を繰り返して
 体の芯まで温まったら、となりのぬるい真湯へ。
 水風呂という温度ではないので、体にそれほど負担がかからず、のぼせをとることができます。
 温めて冷ましてを反復していると、いつまでも入っていられそう。
 実際とてものんびりしてしまいました。
 


 この日宿泊したのは「民宿我が家」。平日だったので他の宿泊客はいなくて、浴室独占でした。
 ここも源泉そのままのお湯が注がれています。
 あまりに熱くて、水で薄めなければいけなかったのですが、それでもいいお湯でした。
 酸性が強くて石鹸が全く効かないのですが、このお湯で髪をすすいだらすごくしっとりしました。
 天然のリンスですね。
 お風呂は男女別の内湯のみですが、民宿にしては大きなお風呂でした。


 川湯温泉のすぐ近くには屈斜路湖があります。その屈斜路湖畔にはいくつもの温泉が湧いています。
 また屈斜路湖と反対側には硫黄山があり、地獄谷のような光景が広がっています。
 以前は硫黄山の山腹にも浴槽が置いてあり、青空天井で入浴できたそうです。
 この硫黄山での硫黄採掘の労働者相手の宿場町として発展してきた川湯温泉。
 今は観光客相手の温泉地として栄えていますが、温泉街の形態がどのように変わろうと
 そんなことには全く関せずといった感じでお湯は湧き続け、硫黄山も煙をあげ続けています。
 温泉としての楽しみだけでなく、自然のスケールの大きさもしっかりと感じることができますよ。

【最終訪問】
 2004年9月

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